NHK連続テレビ小説、通称・朝ドラは、1961年の『娘と私』から始まり、60年以上にわたって日本の朝を彩ってきました。毎朝15分、半年または1年にわたり放送される物語は、幅広い世代の心をつかみ、数々の社会現象を生み出しています。今回は、視聴率・社会的影響・ファン人気をもとにした朝ドラ ランキングをご紹介します。
さらに詳しい人気投票の結果やデータを見たい方は、歴代朝ドラ人気ランキングTOP50【最新版】や、歴代朝ドラ視聴率ランキングも参考になります。
第1位・おしん・1983年
平均視聴率52.6％という驚異的記録を持つ伝説の朝ドラ。
山形の貧しい農家に生まれた少女・おしんが、苦難を乗り越えながら成長していく姿は国民的感動を呼びました。
- 海外でも放送され、アジアを中心に大ヒット
- 「おしん」という言葉が我慢や忍耐の代名詞に
- 史上最高の視聴率を誇る不朽の名作
第2位・あまちゃん・2013年
能年玲奈（のん）主演。東北の海女を目指す少女の成長を描いた作品。
宮藤官九郎脚本による軽快なテンポとユーモアで、幅広い層に支持されました。
- 「じぇじぇじぇ！」が流行語大賞に
- 音楽や出演者が話題を呼び、社会現象化
- 東日本大震災後の希望の象徴としても注目
第3位・カーネーション・2011年
尾野真千子主演。世界的ファッションデザイナー・コシノ三姉妹の母をモデルにした物語。
女性の自立や家族との絆を力強く描き、作品性の高さで高評価を獲得しました。
- ヒロインの生き様に共感する視聴者多数
- 戦中・戦後の激動を生き抜いた姿が印象的
- 脚本と演出の完成度が歴代トップクラス
第4位・ちゅらさん・2001年
国仲涼子主演。沖縄を舞台に、ヒロイン・恵里の成長と家族愛を描いた物語。
明るく温かいストーリーで全国の朝を癒しました。
- ゴーヤーマンなどグッズ展開も話題に
- シリーズ化され、続編スペシャルも制作
- 沖縄ブームを加速させた作品
第5位・花子とアン・2014年
吉高由里子主演。赤毛のアンの日本語訳で知られる村岡花子の半生を描いたドラマ。
- 明治から昭和を舞台にした女性の生き様を描写
- 脚本・中園ミホによる緻密な人間ドラマ
- 『赤毛のアン』翻訳秘話が多くの視聴者を魅了
その他の人気作ピックアップ
- なつぞら・2019年 … 広瀬すず主演、朝ドラ100作目。アニメーターを目指す女性の物語。
- 半分、青い。（2018年）… 永野芽郁主演。斬新なストーリー展開で賛否両論も話題に。
- 梅ちゃん先生・2012年 … 堀北真希主演。戦後の混乱期に町医者を目指す女性を描いた感動作。
まとめ
朝ドラ ランキングを振り返ると、
- 『おしん』は圧倒的視聴率と国民的支持で不動の1位
- 『あまちゃん』は現代的でユーモラスな作風で社会現象に
- 『カーネーション』は作品としての完成度が非常に高い
- 『ちゅらさん』や『花子とアン』など地域性や実在モデル作品も人気
朝ドラは常に時代を反映し、人々の共感や希望を描き続けてきました。これからも新しいヒロインと物語が、日本の朝を明るくしてくれるでしょう。
