女流棋士の中でも指折りの実力者!「女王」のタイトルも獲得している強豪女流棋士です!
その対局振りは名人相手に白熱した戦いを繰り広げ、将棋大賞の名局賞特別賞を女流の将棋として初めて受賞しています。
また、重要な対局であるタイトル戦では和服を着用して挑んでいるルーティーンの持ち主。
子供の頃は将棋を指している時以外は走り回って騒いだり、噛みついたりしていたヤンチャな女の子だったそうです!
そんな女の子も現在は、小学校のころに通っていた同じ将棋教室の同門棋士と結婚されています♪
それでは今回は、日本将棋連盟所属の女流棋士で女流棋士番号26の上田初美さんを紹介します!
上田初美 (うえだ はつみ) さんのプロフィール
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出典: 日本将棋連盟
・生年月日 1988年11月16日
・年齢 28歳
・出身地 東京都小平市
・血液型 A型
・最終学歴 錦城高等学校
・身長 非公開
・体重 非公開
・所属 日本将棋連盟
・師匠 伊藤果七段
・段位 女流三段
女流棋士界屈指の実力者!上田初美さんの経歴
上田初美さんは東京都小平市出身で、師匠は棋界きっての詰将棋愛好家である伊藤果七段。小学3~4年生の頃に正式に門下生となります。
1995年に女流育成会入会後、2001年に12歳で女流2級として女流棋士デビューしています。
2002年に女流1級、2003に女流初段と毎年昇段を重ね、2006年度の第1回白瀧あゆみ杯争奪戦では初代優勝者となりました!
2008年に女流二段に昇段、そして翌年の第31期女流王将戦では挑戦者決定トーナメントを勝ち抜き、初のタイトル挑戦へ。結果は清水市代女流王将との三番勝負でストレート負けしますが、2009年度の対局数が36局に達したため、第37回将棋大賞の女流最多対局賞を受賞しています。
強豪たちとの熱戦の末「女王」を2度獲得!
2011年度は上田初美さんにとって大きく飛躍した年で、5月10日の第4期マイナビ女子オープン五番勝負では甲斐智美女王にストレート勝ちし、初タイトルの「女王」を獲得!7月14日の第5回朝日杯将棋オープン戦では金沢孝史さんに勝利し、男性棋士に初勝利。そして女流三段へ昇段しています!
2012年、第5期マイナビ女子オープン五番勝負では、当時破竹の勢いだったプロ入り即タイトル獲得を目指す長谷川優貴さんにストレート勝ちし、タイトル初防衛。
さらに第39期女流名人位戦の挑戦権を獲得。里見香奈女流名人との五番勝負では2勝3敗で敗れますが、この対局は多くの将棋関係者から高く評価され、第40回将棋大賞の名局賞特別賞を女流の将棋として初めて受賞し、『将棋世界』誌の「プレイバック2012」で4位に選出されています。
2013年度、第6期マイナビ女子オープン五番勝負では里見香奈さんにストレート負けし、タイトル失冠しますが、2016年度の第43期女流名人戦五番勝負では、里見香奈女流名人(女流五冠)に連勝。あと一歩の所まで追い込みますが、そこから3連敗し敗退。第5局は手数が200手を超え、終盤で優劣が何度も入れ替わるというどちらが勝ってもおかしくない白熱戦でした。
この対局も関係者から名局賞に値する、と言われた歴史に残る名勝負を繰り広げています!
上田初美さんの棋風や詳しいプロフィール
上田初美さんの棋風は振飛車党。現在は居飛車も指しこなすようになっています。
初タイトルの女王を獲得して以来、タイトル戦では和服を着用しています。勝利のジンクスに感じているのかもしれませんね♪
長所は、ほとんど怒らない所。短所は、超がつくほど時間にルーズなんだそうです。
最近ハマっているものは「ドラクエ」で、早くプレイしたい…とツイッターでも紹介されていました(^。^)
個人的に注目したプロフは、好きな食べ物が味が薄いモノで、嫌いな食べ物はピーマンとトマト。薄味が好みで子供が嫌いな野菜が苦手という、好みがはっきりしていてストレートな性格なんだろうな~と感じました。
上田初美さんの夫や子供の噂は?!
出典: https://twitter.com/ueda823/media
上田初美さんは2013年6月17日にご結婚されていて、お相手は同門であり将棋棋士の及川拓馬六段!
お二人の間にはお子さんもいて、2015年に3450gの元気な女の子が生まれました!
また、家庭では休みたいという理由で「将棋の指し手とかのことは言わない、一緒に研究はしない」そうです。
旦那さんの及川拓馬さんいわく同業者と結婚したことについて…
デメリットは「すぐ何しているかバレること」
メリットは「理解してもらえて、対局の前日とかに多少気を遣ってくれる」
と語っています。お互い「一緒にいて楽」な自然体でいられる良い関係の夫婦なのです(^^)
素敵ですね!今後も棋士夫妻お二人の活躍に期待したいと思います♪
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