16歳の若さでタイトルを獲得!牧之原の天才少女と呼ばれた女流棋士です!
彼女は正確には女流棋士ではなく奨励会の初段で、プロという立場ではないのです。しかし実力は女流棋士のトップレベル!記念すべき初代女流王座に輝き、現在は女王のタイトルを4連覇中です。
強さの秘訣は幼い頃から将棋の強豪である両親に教わり、実力者から指導を受けていたこと。将棋をする環境に恵まれ、自然と将棋の世界を歩み始めました。
16歳でタイトルに輝いた彼女ですが、初のタイトルである第1期女流王座の就位式では、16歳とは思えない素晴らしいスピーチも話題になっています。
それでは今回は日本将棋連盟所属の奨励会員、初代女流王座の加藤桃子さんを紹介します!
加藤桃子 (かとう ももこ) さんのプロフィール
・生年月日 1995年3月9日
・年齢 22歳
・出身地 静岡県牧之原市
・血液型 非公開
・最終学歴 国士舘高等学校
・身長 非公開
・体重 非公開
・所属 日本将棋連盟
・師匠 安恵照剛八段
・段位 奨励会初段
突如現れた超新星!加藤桃子さんの棋歴
加藤桃子さんは静岡県牧之原市出身で、師匠は安恵照剛八段。実は父親の故・加藤康次さんも安恵照剛八段の門下で奨励会に在籍し、藤枝明誠高校で教諭・将棋部顧問として将棋を教えていました。
そしてお母さんも将棋のアマ有段者で、高柳敏夫名誉九段が開いていた将棋教室に通っており、「女流アマ名人戦」に出場・プロ棋士や奨励会員も参加する「パソコン通信による将棋サークル」のメンバーでもあります。
そんな将棋のエリートとして生まれた加藤桃子さんは自然と将棋を始めるようになり、小学1年生の時点ですでに大会に出場し始めます。実績を重ね、まずはプロ入りすることなく2006年9月18日に11歳で奨励会に入会。これは加藤さん本人とご両親で決めたことで、プロ入りへは急がず、まずはアマチュアでしっかりと実力をつけるべき。という考えだったのかもしれません。
史上第4位の若さで初代女流王座へ
2011年7月から始まった第1期女流王座戦。トーナメントを勝ち進み、準決勝では奨励会1級同士・伊藤沙恵さんとの対決に勝利。決勝では女流棋士界のレジェンド・清水市代女流六段との五番勝負になりました。熱戦はフルセットまでもつれ、12月12日の第5局に勝利して初代女流王座を獲得!16歳9ヶ月という史上第4位の若さでの女流タイトル獲得でした。
翌年2012年、タイトル初防衛戦となる第2期女流王座戦では、タイトル戦初登場の本田小百合女流三段にストレート勝ちし、防衛。
2013年、タイトル3連覇をかけた第3期女流王座戦では、1勝3敗で挑戦者・里見女流二冠に敗北し女流王座陥落となりますが、2014年第7期マイナビ女子オープンのタイトル戦で里見女王を3勝1敗で破り、女王を獲得!この時点で女性奨励会員が出場できる2つの女流タイトル獲得となりました。
2014年第4期女流王座戦では、里見女流王座が休場によりタイトルを返上したため、決勝は挑戦者同士の戦いとなりました。そしてこの対局に勝利し、二冠を達成!
通算5期によるクィーン王座位の獲得とはなりませんでしたが、現在女王を4連覇で防衛中です。
加藤桃子さんの棋風&エピソード
居飛車党の攻め将棋で終盤の鋭さに定評がある加藤桃子さんの棋風ですが、幼い頃から高いレベルで教わっていて、父の勤務先だった藤枝明誠高等学校の棋道部で、高校生や藤枝支部の強豪に2〜5時間指導してもらっていたそうです。
父の加藤康次さんは藤枝明誠高校の将棋部顧問として、当時弱小だった将棋部を女子団体で5回、男子団体で1回の全国優勝に導くという、指導者としても優れた手腕を発揮しています。
「女流王座が下座に座る」という珍しいエピソードがあり、2011年12月15日の第5期マイナビ女子オープン本戦準々決勝・里見香奈さんとの対局日。王座の加藤さんが下座に座って待っていたため、後から入室した里見さんが上座に移るよう促しました。そのため譲り合いになり、結果挑戦者の里見さんが上座に座ることになりました。
女流王座でありながら、先輩棋士を謙虚に敬う加藤桃子さんでした(^^)
加藤桃子さんの彼氏の噂について
現在女王のタイトル4連覇中の加藤桃子さんですが、彼氏の噂について調べてみました。
結果、噂はナシ!ツイッターなどのSNSでも、男性の存在を示唆するものは見つかりませんでしたヽ(^。^)ノ
まだ20代前半なので色々な噂はこれから出てくるかもしれませんね。
個人的には、次はクィーンの座を狙ってほしいです♪
加藤桃子さんの実力なら達成すること間違いなしです!タイトル連覇などこれからの活躍に期待して、応援していきたいと思います!!
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