10歳で日本将棋連盟のプロ棋士養成機関である奨励会に入会した、女子最年少記録をもつ女流棋士です!
小学校から将棋界で活躍していて、小学生将棋名人戦では唯一の女子の代表選手として出場した経験を持ちます。
プロ入り前から名だたる強敵たちと切磋琢磨し、ライバルは奨励会時代から対局してきた加藤桃子さんで、第5期女流王座戦では白熱の戦いを演じます。
伊藤沙恵さんの将棋はとにかく攻め勝つ将棋。得意な戦法は、相居飛車・相振り飛車など攻撃重視のタイプなのです。
決勝戦・王座戦ではあと一歩!という惜しい成績を持つ、将来の王者候補!
それでは今回は、日本将棋連盟所属の女流棋士番号52・伊藤沙恵女流二段を紹介します!
伊藤沙恵 (いとう さえ) さんのプロフィール
・生年月日 1993年10月6日
・年齢 23歳
・出身地 東京都武蔵野市
・血液型 A型
・最終学歴 非公開
・身長 155cm
・体重 非公開
・所属 日本将棋連盟
・師匠 屋敷伸之九段
・段位 女流二段
女流棋士・伊藤沙恵さんの経歴!
伊藤沙恵さんは東京都武蔵野市出身。
小学校時代から活躍していて、2004年・武蔵野市立第二小学校5年(出場時は4年)のときにNHK教育テレビジョンで放映される「第29回小学生将棋名人戦」に東京都多摩地区代表として出場し、準優勝全国3位の成績を残しています。この年の小学生将棋名人戦には、男子の代表選手がほとんどで、女子の代表選手は伊藤さんのみでした。
同年の2004年9月、10歳のときに6級で奨励会(関東)に入会。最年少記録である10歳での奨励会入会入りを果たします。
2011年7月17日、6連勝で奨励会1級に昇級。第5期マイナビ女子オープンと第1期女流王座戦に出場。結果第5期マイナビ女子オープンでは、予選第6ブロック決勝で村田智穂女流二段に敗れ、惜しくも本戦出場を逃しています。
一方の第1期女流王座戦ではベスト4に進出。準決勝で加藤桃子さんとの奨励会1級同士の対決となり敗北。このときに対戦したライバルの加藤さんは決勝で勝利し、初代女流王座となっています。
大金星をあげている大会は「第7回白瀧あゆみ杯争奪戦(非公式戦)」で、奨励会員として初出場し、初優勝を果たしました!
2014年9月30日、21歳で初段の年齢制限ギリギリで奨励会を退会し、女流棋士に転向。「女流棋士昇段級規定」の女流初段の条件を満たしているため、2014年10月1日付で東京所属の女流棋士初段となり、プロ入りを果たしています!
伊藤沙恵さんの女流プロ入り後の活躍!
2015年度に出場した「第5期女流王座戦」ではシードから本戦へ出場し、上田初美さん・香川愛生さん・里見香奈さんなどのチャンピオン経験者を連破し、かつての鬼門だったベスト4の壁を見事突破。
注目されたのは準決勝での里見香奈戦で、里見さんが更新中であった女流公式戦の最多連勝記録を21で止めたという大金星でした。
9月11日の挑戦者決定戦で勝利し、自身初のタイトル挑戦へ。また規定により同日付けで女流二段に昇段しています。
タイトル戦は、奨励会時代からのライバルである好敵手・加藤桃子さんとの対戦で、五番勝負が第6局までもつれる熱戦となったのですが、結果は2勝3敗1持将棋で惜しくもタイトル獲得を逃しました。
10月27日「第27期女流王位戦予選決勝」では挑戦者決定リーグ入り。リーグ戦では3勝2敗でリーグ残留。「第43期女流名人戦」でも予選を勝ち抜き、女流名人リーグ入りを果たしています。
2016年度、第28期女流王位戦挑戦者決定リーグでは優勝し、本田小百合さんとの挑戦者決定戦を制して2度目のタイトル挑戦へ。
2017年度「第28期女流王位戦五番勝負」では里見香奈女流王位に惜しくも2勝3敗で敗退して、タイトル獲得とはなりませんでした。
いずれもタイトルまであと一歩という、王座に次ぐ惜しい成績を残しています!
伊藤沙恵さんの大学や彼氏・結婚の噂は?
伊藤沙恵さんは東京都出身なので、高校・大学は都内の学校を卒業しているのではないか?と思われるのですが、詳しい情報は出てきませんでした。
伊藤沙恵さんの大学の噂について、亜細亜大学という予想がされています。実際はどこの大学なのか気になりますね。
彼氏の噂についても情報はなかったので、結婚の予定はまだないでしょう。
決勝戦・王座戦で白熱の戦いを繰り広げ、もう一歩という実力者・伊藤沙恵さん。
これからも熱い対戦を期待しつつ、王座に輝くことを願っています!頑張って下さい!(^^)
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