フィールドで活躍しているサッカー選手たちの中には過去、挫折した経験のある選手がいることをご存じでしょうか。
人生、成功がずっと続くことはありません。今は成功をおさめている彼らも味わった挫折。
今回は、そんな挫折を成功に変えたサッカー選手についてご紹介致します。
本田圭佑さん
イタリアの名門・ACミランに、日本人で初めて所属することとなった本田圭佑さん。
しかも、背番号10を背負いフィールドに立つ彼ですが、ずっと順風満帆なサッカー人生を歩んできたわけではありません。
中学生のとき、当時から強豪と言われていたガンバ大阪ジュニアユースに所属していた本田さん。
その際に1つ上のユースチームへセレクションを受けることとなったのです。しかし、不合格となってしまいます。
それが強い挫折となり、「絶対にプロになる」と確たる気持ちを固めた彼は高校を卒業した時に名古屋グランパスエイトと契約を結ぶことに成功しました。
そして2008年、海外に渡って小学生の卒業文集に書いていた夢、「セリエAの10番となる」ことを実現したのです。
カカさん
ブラジル代表のカカさん。本名は、リカルド・イゼクソン・ドス・サントス・レイチと言います。
ポジションはMFですが、FWもこなすことができる選手です。
裕福なブラジル家庭に生まれた彼は9歳の時にサンパウロFCのクラブに入ります。
当時から、テクニックは優れていたようですが、他のチームメイトと比較して体格が細く、補欠扱いでした。
しかも18歳の頃にプールで頭を強打してしまい、下半身不随となってしまうくらいの大けがを負ってしまいます。
「選手生命も危ういかもしれない」そう思われていたカカさんですが、幸運なことに視力低下以外の大きなハンデは出ませんでした。ただし、目は一生近視のままだそうです。
彼はプールでの事故という挫折を乗り越えて2001年、ボダフォゴ戦にてプロデビューを果たします。
途中出場ながら、短い間に2ゴールを決めたことにより一気にサンパウロの人気選手に上り詰めました。
それから2年後の2003年にはイタリア・ACミランへ移籍し、翌年、同僚であるシェフチェンコ(ウクライナ代表)と息の合ったコンビネーションを見せてUEFAチャンピオンズリーグ決勝へ駒を進めます。決勝ではリヴァプールFCに負けてしまいましたが、彼は投票による大会最優秀ミッドフィルダーに選ばれました。
中村俊輔さん
日本のサッカー史上において、指折りの技術力を誇る中村俊輔さん。
彼はユース入りのセレクションにて不合格となってしまいます。その後、桐光学園に進学。全国大会にて準優勝を果たしました。
そして2002年、怪我の状態もあってワールドカップにおけるメンバーから落選してしまいます。
「中村選手は代表入り確実だろう」と言われていた中の落選だったこともあり、至る所に衝撃が走りました。
しかし彼は挫折を味わっても決して負けることなく前を向いて進み続けています。その強さが、挫折を成功に変えるパワーとなっているのでしょう。
この記事では、挫折を乗り越え成功を果たしたサッカー選手を紹介させていただきました。こんなに有名な選手達でも挫折していることを考えると、挫折は成功に欠かせないものかもしれませんね。
コメント