皆さんも記憶新しい小林麻央さん。
若い頃から、才色兼備で綺麗で可愛い女子アナと言われ、歌舞伎俳優の市川海老蔵さんと結婚してからは、2人のお子さんにも恵まれ、幸せな生活を送っていた矢先、2016年9月頃に自己検診で乳がんを発見。
早期発見と思われましたが、闘病生活を余儀なくされ、精一杯頑張ったにも係わらず、2017年6月22日夕方に急変し、ご親族と、最愛の夫である市川海老蔵さんに看取られて天国に旅立ってしまいました。精一杯生き、家族を愛し続けた小林真央さんに心からご冥福をお祈り致します・・・。
今日のテーマは『乳がん』。日本国内では1980年以降、乳がんで亡くなった女性が2011年の統計によると3倍に膨れあがっていると言う事実があります。
この乳がん、30歳代以降の女性に多く発症し50代前後にピークを迎え、次第に減少すると言われています。女性として一番輝いている年代に発症が多く、しかも若い肉体に発症するためにがん細胞の増幅するスピードが速いようです。
男女問わず乳がんについて少しでも理解を深め早期発見を意識するように意識して行きます。そして、私達の身近な存在にいる乳がんを患った芸能人を追いかけ、状況と克服されたその後の経過について調べて見ます。
乳がんってどんな病気なの!?
乳房には、脂肪と乳腺の組織があります。乳がんとは、『乳腺』から発生する癌で脂肪からは発生しません。
乳がんは他の癌同様に、細胞の遺伝子異常の蓄積よって起こる事がわかっています。また、癌の発生はホルモンに依存している事が特徴です。
大人の女性の乳房は、乳頭を中心に乳腺が放射状に15~20個並んでいます。それぞれの乳腺は小葉に分かれ、小葉は乳管という管でつながっています。
乳がんの約90%はこの乳管から発生し、乳管癌と呼ばれます。小葉から発生する乳癌が約5~10%あり、小葉癌と呼ばれます。乳癌は、乳管癌の場合、しこりは固く表面がデコボコしており周辺組織と境がわかりやすいものと、わかりにくいものがあります。
乳癌を発症した芸能人のその後について検証
【平松愛理さん】
『部屋とYシャツと私』で一世風靡したシンガーソングライターの平松愛理さんですが、2002年に乳癌が見つかり、歌手活動を休止。
早期発見でしたが、
細胞の転移などが色々見つかった為、計8回もの手術(癌細胞摘出)を受け現在は回復されました。
2017年現在は自ら歌手活動や、楽曲提供などの仕事に復職されており元気を取り戻しています。
【だいたひかるさん】
エンタの神様でピン芸人として”毒舌女”として話題沸騰していただいたひかるさんは2013年に結婚してから主婦業を重視し、芸能活動をセーブしていました。
2度目の結婚と言うことで年下の旦那様と幸せな結婚生活を送っていましたが、2016年に受けた健康診断でマンモグラフィー検査で乳癌が発見されました。
本人は全く気づいておらずエコー検査で調べて見ると既に30ミリ近く膨れあがっており、最終的には”右乳房全摘出手術”をしました。
その後はよりいっそう夫婦愛が深まったそうです。現在はお元気です。
【宮崎ますみさん】
1984年クラリオンガールに選ばれ、芸能界で話題になりました。翌年、映画「Be-Bop High school」に出演で女優への道を開花。
2005年秋、結婚後に海外で暮らしながらも芸能活動を継続していました。自ら胸のしこりを発見し、日本に帰国するものの、医師からは悪性ではないと思う・・・と言う診断を受けていたが、心配ならば細胞検査をしてみますか?と言う意思の誘導に即回答しその日は帰宅。
しかし夜に診断した医師から携帯に電話があり、『悪性』だったと言う事で乳癌が発覚。
早期発見だった為、癌細胞摘出手術のみで現在は完治しました。自己の経験から
公共広告機構の乳がんの早期発見の啓蒙広告にも出演しています。
【麻木久仁子さん】
キャスターや、女優として芸能活動を幅広く行えるマルチ女優としての座に君臨していた麻木久仁子さんは、2010年に脳梗塞を発症したものの、仕事が無くなる事を公に公表せずに仕事を継続していましたが、2012年に受けた人間ドックで、乳癌が発覚。
その結果手術と療養を必要とすることになったため、公に公表せざるを得なくなり、2年間に脳梗塞と、乳癌に患っていたことが世に知られることになりました。乳癌は両乳房の部分摘出の手術で済み、現在は仕事をセーブすることも重要である事を自覚することを大切にしているそうです。
【北斗晶さん】
旦那さんの佐々木健介さんと、北斗晶さんは同じプロレスの仕事から出会い、結婚をして2人の男児にも恵まれ、夫婦揃ってテレビでは鬼嫁キャラでお茶に間の話題を提供してくれています。
毎年健康診断を受けていたそうですが、2015年9月に乳癌である事を公表した北斗晶さんは、自分に勇気と家族にも勇気を与える為に公に公表して、癌と闘う決意をしたそうです。
乳癌が発見されたときには既にステージ2Bと言う状況で、5年後の生存率は50%と言う事を宣言されたそうです。
主治医からの指導は全て取り入れ、右乳房の全摘出を実施。右脇下のリンパへの転移も見つかった為、リンパ節の摘出手術もされました。その後は抗癌剤治療をされました。それから放射線治療、ホルモン治療と全て行ったそうです。
その結果、癌の転移は見られ無い状況であるものの治療は最低5年間続けて行く必要があるそうです。2017年現在は仕事にも復帰して、また夫婦揃ったお笑いを提供してくれています。
乳癌予防って!?早期発見・予防するにはどうしたらいいの!
乳癌の検診は欧米諸国並に検診率を上げる必要があります。
『乳癌の検診率が低い日本の検診事情!』
乳がんは、1ミリから1センチになるまで15年かかりますが、1センチから2センチになるのは2年もかかりません。だからこそ、2センチ以下の早期乳ガンを発見するためには、毎月の自己検診と、少なくとも2年に一度のマンモグラフィやエコー(超音波)などの乳がん検診が必要だと言われています。
『欧米諸国並に検診を!』
乳癌への研究と検診は、欧米諸国が世界中で積極的に実施してきました。
欧米諸国は、乳癌に患う女性が増えているにも係わらず、死亡する人口は減っている!と言う結果が出ています。乳癌検診は年に1回ではなく毎月検診しても良いくらいだと言われています。欧米諸国は早期発見!早期治療!を啓蒙されており、受診率70%と言われています。日本では、マンモグラフィやエコーの受診についての理解がされていないため、受診率目標50%を目指していますが
実質30%くらいであると分析されています。
20代~40代の方は、是非受診を定期的に行い自己管理を徹底されてはいかがでしょうか!?幸せな未来を維持するために・・・・・。
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