イップスに苦しんだテニス選手 ギレルモ・コリア

今回は、イップスに苦しんだテニス選手をご紹介します。ちなみにテニスのイップスは、「サーブ・フォアハンドのときに思うようなプレーをすることができない」という症状が出るようです。他にも、スピードの速い球を打つのは平気だけど遅い球を打つ際にイップスを発症することもあります(この傾向は野球でも見られます)。

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■ギレルモ・コリア

アルゼンチンのテニスプレイヤー、ギレルモ・コリアさん。彼はシングルで自己最高ランク3位を2004年に記録しました。ちなみに、「ギレルモ」という名前は出身国・アルゼンチンのテニスプレイヤーであるギレルモ・ヴィラス(1977年に世界ランク2位に輝いた選手です)から名付けられたんだとか。小柄であるため、弱々しく見える彼ですが、ボールを打つタッチは非常に素晴らしいと人々から賞賛されていました。

1999年に全仏オープンジュニア部門にて優勝を飾った翌年、プロ入りを果たしたギレルモさん。2004年に自己最高ランク3位を打ち立てる前――2003年に世界ランクトップ10入りしています。同年には全仏オープンにてベスト4入りしたため、将来をかなり期待されていました。順調にプロテニスプレイヤーとしての道を歩いていた彼。しかし、2004年におこなわれた全仏オープン……彼が自己最高ランク3位を叩き出した試合で、イップスを発症してしまったのです。

決勝で対戦することとなった同じアルゼンチン出身のガストン・ガウディオさんはノーシードから決勝まで勝ち進んできた人(ギレルモさんは第3シードでした)。ガストンさんはクレーが得意な選手。また、片手バックハンドを思い切りラケットを振ってボールを打ちます。そのため、見ている方は気持ちよく感じるのですが、試合中の態度に関しては評判が良くありませんでした。そんなガストンさんと決勝で当たったギレルモさん。彼の方が優勢で試合は進んでいったのですが、第3セットを迎えた際、あまりの差にガストンさんは試合中にも関わらず笑ったり少しふざけたような態度を取りだしたのです。

試合を見守っている観客もギレルモさんが圧勝だと思ったからかガストンさんがポイントを取るたびにウェーブをする始末。それもあって、ギレルモさんは強い緊張を感じてしまい、プレッシャーに押しつぶされてしまいました。結果は第3セットを4-6で喪い、第4セットも1-6。最終セットになってようやくギレルモさんもマッチポイントを握ったのですが、5回マッチポイントがあったのにガストンさんに押し切られ6-8で負けてしまいました。

この試合以降、ギレルモさんはイップスをわずらってトスを上げられなくなったと言われています。下降線に入ってしまい2008年には500位まで低下(フィジカル面や怪我の影響もありました)。2009年に引退しました。

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